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エクステリア専門用語集
平塚・茅ヶ崎・大磯、湘南・西湘地域をメインにエクステリア・外構工事の専門店

アプローチとは?

門から玄関ポーチまでのアプローチは、住まい手にとって毎日の生活動線であり、訪問者にとっては、玄関に入るまでの心の準備のための空間です。
また、住む人の生活がそれとなく偲ばれる部分でもあり、門まわりと並んで重要な場所です。
アプローチは、門と玄関の位置関係や動線を十分に考慮して、全体の建築計画の中でスムーズな使い勝手とデザインの調和が追述されるべき部分です。
そのため、通路としての機能もさることながら、前庭としての景観性、建物との連続性を持たせることが必要とされます。


アプローチのスタイルは?

アプローチのスタイルには、以下のようなものがあります。

(1)園路型 門から玄関まで切れ目のない園路でつなげるもの。

(2)延段型 短い直線状の舗装仕上げ部分を組み合わせたもの。

(3)型 歩幅に合わせた部分のみ自然石や切石を敷くもの。

(4)階段型 敷地に高低差がある場合に段状とするもの。

このうち、延段型と飛石型は日本の古くからの園路づくりの手法で、実際、和風住宅に多く見られるアプローチのデザインですが、素材次第では洋風にもアレンジできます。


アプローチの仕上げ材ってどんなものがあるの?

アプローチは歩きやすく快適だということが必須条件です。したがって仕上げ材は、すべりにくく、テクスチャーが美しく、汚れが目立たないものを選ぶ必要があります。主なアプローチの仕上げ材として以下のものがあげられます。

(1)石貼り
基礎コンクリートの上にモルタルを施し、丹波石、鉄平石、など薄い自然石を貼る方法。最近は海外より、ジュラストーン、サンドストーン、インド砂岩などが輸入され、その風合いの人気が高まっています。

(2)タイル貼り
アプローチの素材としても最も一般的に使われています。玄関ポーチと同じか、同系のものが望ましい。ただしすべりやすい素材なので、表面に凹凸があるものを選ぶか、1枚1枚にサイズを小さくして目地の細かさによってすべりにくくするという方法まあります。

(3)レンガ敷き
路盤をつくり、砂のクッションの上にレンガを並べてつくります。

(4)インターロッキング敷き
インターロッキンとは、側面にギザギザをつけて噛み合わせをよくしたレンガ状のブロックのことで、レンガと同じように、路盤に砂のクッションをつくり、その上に並べます。

(5)敷石
御影石、根府川石、ピンコロ(小舗石)などの平らな石を敷く方法。自然石を敷く方法と切石を敷く方法があり、目地のつくり出す模様がデザインのポイントとなります。

(6)その他
その他の仕上げとして、洗い出し、モルタル、コンクリート平板、木材(枕木)などを利用する方法があります。


アプローチをより素敵に演出する方法は?

アプローチは住宅の前庭となる部分です。庭とつくからには、歩きやすさのほかに、風情の美しさや楽しさを演出し、来訪者にとっても心地よい空間を提供することが求められます。

A.植物をあしらう
ポイントに高木を植えるほか、所々に灌木類の刈り込みをつくったりします。最近では季節の草花を園路の縁どりとしてあしらったり、コンテナやハンギングバスケットを効果的に利用し、美しさを演出しているケースが多い。

B.オブジェなどを置く
オブジェ、モニュメント、彫刻などをフォーカルポイントに置き、美しさと視覚効果をねらいます。

C.照明を生かす
安全面や防犯面でアプローチには必ず照明が必要ですが、照明は、樹木やモニュメントなどをライトアップし、夜の前庭を効果的に演出します。

D.その他
その他の演出方法として、水を効果的に使うのもよい。園路に沿って小さな流れや池をつくったり、あるいはバードパスや壁泉など、特に夏場はささやかな水音が涼しさを運ぶ。


エクステリアとは?

エクステリア(exterior)とは、建物内部を表すインテリアに対する言葉であり、建物の外構、すなわち門・塀、車庫、アプローチ、庭(前庭、主庭、中庭)、サービスヤードなどの空間づくりをいいます。
住宅の外観上の印象・雰囲気を引き出す要素として、また住まい手のライフステイルが外へ向けて表れるステージとして、エクステリアが果たす役割は非常に大きく、したがって、その計画にあたっては、住まい手の生活スタイルや家族構成、街並みとの調和、建物との調和、庭とのバランス、人の動き(動線)などといったことを十分に考慮することが望ましいと考えられます。


エクステリアのスタイルって?

エクステリアは、大きく次の3つのスタイルに分けることができます。

(1)オープンスタイル 郊外地型
敷地が広く、近隣からの目線をあまり気にしない開放的なタイプ。一般に前庭を広くと  り塀を低く抑えるか、塀をつくらない場合もあります。建物の開口部(窓など)が小さくプライバシーが確保されている洋風住宅に多く見られるスタイルでもあります。

(2)クロ−ズスタイル 市街地型
部外者の立ち入りを許容せず、プライバシーの確保を第一条件に求める閉鎖的なタイプ。塀を高めにし、外部からの完全な遮断効果をねらいます。通気性を考慮して開口部が大きい和風住宅に多く見られるスタイルでもあります。

(3)スタンダードスタイル
上記の2つのスタイルの中間的なタイプ。塀はプライバシーは考慮しますが、あまり閉鎖的な印象を与えない程度の高さがよいでしょう。


エクステリアの計画ってどうするの?

エクステリアの計画は、まず、建物を中心として何をどこに配置するかを決めなくてはなりません。
つまり、門からアプローチ、庭、車庫、サービスヤードを、それぞれ相互の動線を考えながら平面的なゾーニング*をするのです。

*ゾーニングって何?
ゾーニングは文字通りゾーンを決定すること。門やアプローチ・車庫等の場所を決定することです。
ゾーニングの重要条件として、敷地の形・面積・道路との関係(方位および高低差)、建物の配置・構造・デザインなどがあり、これらを考慮して決めていかなけらばなりません。


サービスヤードってなに?

一般的には勝手口まわり、建物と敷地境界との間のスペースのことで、物置、物干し場、ごみ置きなどに利用されたり、ちょっとした作業場としても利用される、日常生活に不可欠な屋外空間です。

テラス・ウッドデッキの役割ってなに?

室内と庭とをつなぐ重要な空間がテラスです。一般に石貼りやレンガ・タイルなどで舗装仕上げされます。屋外のもう一つの部屋と考えることができ、テーブルとイスなどのガーデンファニチャーを配置し、自然に親しむリビングルームとして利用すると生活に潤いが生まれます。また、木製のテラスともいえるウッドデッキは、木のもつ温もりと肌ざわりの良さで、近年、非常に人気が高い商品です。建物の高さからウッドデッキに出られるので、部屋感覚で使用できるというメリットがあります。

階段を作るときの注意点は?

すなわち敷地に高低差があり、階段を作る場合は、一般には1段な高さは10〜20cm、踏み面は30cm以上を基本としています。高齢者などを考慮したバリアフリー(最近ではより進化させてユニバーサルデザインが一般化しつつある)の設計思想から、より安全を考えて手摺りを設けたり、車椅子対策としてスロープを併用するなどの配慮が必要とされる。

車庫の土間の仕上げではどんなものがあるの?

車庫の床仕上げには、コンクリート舗装、インターロッキング舗装が主に使われます。ただ15?以上もの広い面積を同一素材で化粧するのもあまり面白みがないので、目地の模様や周囲の縁石などで変化をつけるとよいでしょう。周囲の灌木や下草をあしらうのも効果的です。車が車庫にないときに殺風景なエクステリアとならないような工夫が欲しいところです。

車庫を作るのに必要な寸法は?

書庫の大きさは、普通自動車(2000ccクラス)1台分の場合、幅2.7m、奥行き5mが最低限必要で、屋根をつける場合は高さ1.8〜2.4mが標準です。敷地内のどこに車庫をもうけるかを考えるときに、その敷地の条件によって、また、道路が敷地の北側か南側かによって、しっかりとゾーニングをしなくてはなりませんが、特に玄関から車庫までの動線や使い勝手など、建物と車庫をスムーズに連動させるような計画が必要とされます。車庫のとり方は前面道路の幅と敷地の関係から、以下の3つに分けられます。

(1)縦入れタイプ
道路に対して直角に車を入れるタイプで、車の出し入れが楽。前面道路の幅が5m以上ある場合に設けるもの。普通自動車1台分は幅2.7m×奥行き5.5mのスペースが必要。

(2)横入れタイプ
道路に対して平行の車を入れるタイプで、慣れないと駐車が難しい。前面道路の幅が狭く、道路に面した敷地の長さが十分な場合に設けるもの。普通自動車1台分は幅2.5m×奥行き7.5mのスペースが必要。

(3)斜め入れタイプ
道路に対して斜めに車を入れるタイプで、最も車を出し入れしやすい。三角地など変形敷地や狭い道路に面している場合に設けるもの。


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